学名＝Satureja hortensis
別名＝キダチハッカ、サボリー、サマーセボリー、セボリー
科名＝シソ科
原産地＝地中海沿岸、ヨーロッパ中部
利用法＝食用、観賞用、薬用など
葉がよく茂り、まばらな花のつき方をすること木のように見えることから、”キダチハッカ”とも呼ばれる植物で、古代ローマのころからピリッとした辛味が「スパイス」として使われてきました。
「ソーセージ」などの詰め物料理や魚料理の臭みとりとして使われ、豆料理には欠かせないものとなっています。
葉にはビタミンＡが多く含まれるので、そのまま、サラダにしても食べてもよくオイルやビネガーにも使われます。
日の当たる水はけのよい場所に、堆肥や元肥を施して春頃に種を蒔いていきます。日の当たりが悪いと茎ばかり伸びてしまうので、しっかりと日に当てるようにしてください。
高温多湿には強くありませんが、いきなり乾燥させすぎてしまうと、花のつきが悪くなってしまうので、完全に乾燥しない程度に水をあげるようにしてください。
枝が込み合ってきたら、風の通りをよくするために成長を見ながら選定するようにしてください。
株の間を３０ｃｍくらいの間隔になるようにすると、初めは隙き間が気になるかも知れませんが、調度よくなってきます。
つぼみが充実した頃、つぼみのついた枝を切り取って収穫し風通しのよい場所で乾燥させます。
タネが完熟するまで刈り取らずに残しておけば来年もこぼれ種から芽を出していきます。