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サンショウ

 

野菜の特徴

かなり古い頃から全国各地に自生している香辛料として使われている植物で、さわやかな香りの中にピリッとする辛味があります。

若い芽や花、実ともに使うことが出来ますが、雄雌異株なので実を使いたい場合は雌株と雄株の両方を育てる必要があります。

枝にトゲのある品種とない品種がありますので、家庭菜園などで育てる場合は、トゲのない品種の方が取り扱いがしやすいですが、収穫量としては少々減ります。

栄養成分としての働きは殆どありませんが、香りがあるので、食欲増進や消化を促す効果があります。利用法としては、若い芽は香りを楽しむので、吸い物や煮物などに添えますが、香りを引き出すために手などでたたいてから使う方が良いでしょう。

また、刻んだものを天ぷらの衣に入れても香りが良いです。熟した実は佃煮などにして食べます。

育て方のポイント

種を乾燥させないように、植えつける前から種を砂の中に入れておくなどしておきます。

元肥をしっかりと施しておいた土に種をばら撒いていき、種を乾燥させないように上から敷きわらなどをかけていき、本葉が3枚くらい出てきた苗に育てていきます。

植えつける場所に、堆肥や油かすなどを施しておき、株の間が20cmくらいの間隔になるように苗を植えつけていきます。植えつけたあとは、乾燥させないように株元に敷きわらを敷いていきます。

生育時期に、1年に3回くらいの割合で化成肥料などを追肥していきます。生長を見ながら、若い芽が3cmくらいまで伸びてきたら収穫して使うことができます。