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ナス

茄子

 

野菜の特徴

油との相性がよい植物で、漬物にしてもよいです。煮たり、焼いたりと色々な食べ方を楽しむことができる野菜です。チーズや味噌との相性がよいので、和洋中と、どんな料理にも使える万能野菜ともいえます。

形も長方形から丸型、小型~大型までいろいろとあり、家庭菜園で作るには、丈夫な品種の千両2号や黒帝などがオススメです。

プランターなら、早生の品種がよいと思います。

より多く収穫するためには肥料と水を切らさないようにして育てましょう。高温が好きな野菜ですので、早く植えすぎないことが大事です。

栄養成分としては、ガン抑制の効果があるアントシアニンやポリフェーノルが皮に含まれているほか、むくみを抑える働きのあるカリウムや食物繊維なども含まれています。

空気に触れると変色してしまうので切ったら、すぐ水につけるようにします。栄養成分をしっかりとるため、調理法を工夫して出来るだけ皮ごと食べるようにしましょう。

育て方のポイント

ナスの植え付けは、5~6月ごろがいいでしょう。苗の購入のポイントとしては、茎が太くしっかりしていて、葉色が濃く厚いものがよいです。

一番花が咲いている場合は、ここから出来る一番実は少し大きくなったところで摘み取ってしまいましょう。一番花の下2本の枝を3本仕立てで育てます。

水はけがよく、日光のよくあたる場所を選びます。

ナス科の連作とならないようにするのも忘れずに。

ナスは根を深く張るほうなので深めに掘って植え付けの2~3週間前に元肥を与えてやります。もし酸性質が強いようなら石灰をまいてよく耕しておくといいです。

苗は60cm程度離して植えます。深植えしないようにして根を崩さないようにします。

植えつけたら、支柱をバッテン状に交差させて立て、支柱と枝を軽く縛ってあげましょう。

わき芽は全部摘み取って大きくしないように。花が咲いたら、花の真ん中の緑の雌しべと周りの黄色い雄しべの大きさを確認しましょう。

雌しべの方が大きければ問題ありませんが、雌しべが小さく、雄しべの方が大きいようだと肥料不足ですので、肥料を与えてあげましょう。

水と肥料は切らさないようにします。

受粉すると花がしおれて実がついてきます。開花してから20日前後で大きくなったら収穫です。

あまり大きく育てすぎると味が落ちますので注意しましょう。

ハダニやアブラムシなどの被害がみられたらすぐに葉の表と裏に薬剤を。

秋ナスを楽しむためには、7月終わり~8月頃に背丈を50cm程に剪定をしてあげましょう。