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カキ

 

果樹の特徴

ウメと並んで日本で昔から庭に植えられている家庭果樹栽培の代表果樹で、多くの家庭の庭に植えられています。

季節感を感じる樹木としても人気で、食べてもビタミンCやカロチンなど栄養素も豊富です。

また、寒さ、暑さにも強くとても栽培しやすい樹木です。

甘ガキは暖かい地方で渋ガキはやや寒い地方で栽培するのに適しています。

栽培場所は日当たりのよい場所であれば大丈夫で土質はこだわりません。

栽培のポイント

日当たりのよい場所に植えつけますが、暖地は11~12月頃、寒冷地は2~3月頃で雪が降らなくなってから植えつけます。

50cm程度穴を掘り腐葉土、油かすなどを穴の半分ほどまで入れて、残り上半分は何も混ぜていない土にします。深植えにならないように注意し、乾燥させないように水をたっぷりと与えます。

また、植えつけ時の一年目は生育が悪い場合があります。仕立ては、特にこだわる必要はありませんが、この果樹は、樹齢が長いものが多いので大きくなり過ぎないように注意しましょう。

垣根仕立てや開心自然形仕立てがよいと思います。剪定は、枝が混み合って日陰になっていたりするところの剪定などを行ない、全体のバランスをみながら行ないましょう。

ただし、カキの枝の先には花芽があるので、これを切り落とすと実がつかなくなります。

人工授粉の必要は基本的には不要ですが、やったほうがよい品種もあります。

実がつき熟したら収穫です。ハサミなどで切り取ります。

収穫後は化成肥料を与えます。

渋ガキの渋抜きはアルコールを使った方法がオススメで、カキのヘタを焼酎などにつけて乾燥させないうちに袋に入れて空気を抜いて保存します。