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キニラ

 

野菜の特徴

高級な中国料理に使われる”キニラ”は、普通の”ニラ”に囲いをして遮光し、軟白させたものになります。

普通のニラとは違った色と上品な香りがあり、アクが少なくやわらかくてほのかな甘味もあります。

普通のニラが育てられれば家庭でも簡単に作ることが出来るので、一度試してみても良いかも知れません。

普通のニラに含まれていないアホエンという成分多く含まれているので、脳の老化を抑えて記憶力を高める効果があります。

但し、高温には弱い性質があるので、料理に使う場合は、100℃以下で調理する方が効率よく栄養を摂取することができます。

育て方のポイント

キニラを作ることは難しくはありませんが、根の養分だけで育てていくことになるので出来るだけ充実したニラの株を育てておく必要があります。

酸性土壌に弱いので、植えつける2週間前までに、植えつける場所に石灰をまいて中和させ、土をよく耕しておきます。植えつける1週間前に、堆肥や油かすなどを施し土をよく混ぜておきます。

種から育てることも出来ますが、植えつけてから1年は株を肥培させるために収穫を控えた方が良いので、あらかじめ苗を入手して育てていく方が早いでしょう。

植えつける場所に、株の間を10cmくらいの間隔になるように、1ヶ所2本くらいまとめて植えつけていきます。1ヶ月に3回くらいの割合で、化成肥料などを追肥していきます。

追肥した後は土を軽く耕しておくと良いでしょう。

草丈が20cmくらいまで伸びてきたらニラとして株元から5cmくらいを残して刈り取ります。

刈り取ったら、株を黒いビニールで覆うか、大きな素焼きの鉢をかぶせるなどして遮光します。

遮光に使うものは、蒸れたりしてニラを腐らせないようにするために、通気性のあるものを使うようにしてください。

キニラとして収穫したら、株が回復するまでの間は刈り取らないようにしてください。