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ハーブの特徴

古代エジプト時代の頃から栽培されていた植物です。現在では、種から亜麻仁油を、茎からは繊維をとる目的で、栽培されています。

細くまっすぐに伸びた茎と葉を持ち、美しいスカイブルーの小さい花を夏の間に咲かせていきます。

茎から採取された繊維で亜麻糸を作って加工されて出来る布地が、「リネン」の材料として使われます。

種からしぼって作られた亜麻仁油は、工業用に使われるほか、種には、抗炎症などの働きがあることから、薬用として使われることもあります。

育て方のポイント

移植を嫌がる植物なので、直まきできない場合は、ポット鉢などでしっかりと苗に育ててから植えつけると良いでしょう。

日の当たる水はけがよい乾燥した場所を選び、風通しをよくして育てるのが良いでしょう。低い気温で芽が出てくるので、種まきは春先に行ない、夏の暑さに入る前までに大きく生長させるようにします。

多肥にしてしまうと、茎や葉ばかり伸びすぎてしまい倒れやすくなってしまうだけでなく、病害虫の被害にあいやすくなってしまうので、気をつけてください。

秋ごろ、実が黄色く熟してきたら、茎ごと刈り取って完熟させて下さい。

種が落ちやすいので、こぼれてしまう前に早めに収穫すると良いでしょう。