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サトイモ

里芋

 

野菜の特徴

育てる期間が長いうえに広い場所を必要とするので、小さな家庭菜園としてはあまり向かない野菜です。乾燥や霜などには弱いのですが、適応能力は高いので、荒地のような場所以外であれば育てることが出来ます。

砂質や火山灰のような土地ではまめな灌水が必要です。主成分はでんぷんで、ぬめり成分のムチンは胃炎や胃潰瘍の症状をやわらげてくれる働きをします。

食物繊維とムチンが食べ物の動きをゆっくりさせるので、急激な血糖値上昇を抑える働きもしてくれます。調理する時は、表面にぬめりがあると味の染みこみが悪いので、塩をかけてよくもむんで洗い流してから使うと良いです。

育て方のポイント

種イモを選ぶときは、ふっくらとして整った形の傷みや腐れこみがないものを選びます。植えつける前に、苦土石灰をまいて土をよく耕し、溝の底には堆肥を施して土をかぶせておきます。

4月上旬から中旬の間に種イモを植えつけ、フィルムで覆い地温を上げて早く育つようにします。

芽が伸びてきたらフィルムをはずし、化成肥料を追肥します。梅雨が明けるころから子イモが顔を出すようになるので、埋めるように土を株元にかけていきます。

8月中旬ごろ、イモに傷をつけないように気をつけながら収穫していきます。

育てる期間が長く、アブラムシやハダニなどの害虫に襲われやすいので十分に注意してください。