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トマト

 

野菜の特徴

爽やかな甘みとやや酸味のある味わいで、生で食べるだけでなく、調理や加工品としてもよく使われる栄養豊かな野菜です。

強い光を好むので、日照不足では軟弱になり着果不良などをおこしやすいので、しっかりと日の当たる、水はけのよい場所で育てるのが良いでしょう。

栄養素としては、発ガン抑制作用のある赤の色素リコペンや高血圧、動脈硬化の予防に役立つビタミンPがあります。そのほか、健康な肌をつくるビタミンHやクエン酸などが含まれています。

煮込み料理に使う場合は、皮をむいて使った方が口当たりがよくなります。

育て方のポイント

トマトは何といっても日光が大好きです。日照不足の環境では、生育障害となりやすくなるので、なるべく直射日光の当たるところで育てましょう。

また、家庭菜園では苗から植えるのが成功しやすいし、オススメです。

よい苗を手に入れるコツは、あまり背丈が伸びていないもので茎がしっかりしているものがよいです。葉色の悪いものなどは避けた方がよく、本葉が8枚前後あって、1~2花咲き始めたころの苗がベストです。苗の植えつけも1~2花が咲き始めるころが最適です。

植えつける場所を選ぶポイントとしては、まず、ナスやピーマン、ジャガイモなどナス科の野菜を作っていなかった場所を選びましょう。

ナス科の野菜の連作をすると、病気が出やすくなります。元々野菜つくりをしていた場所であれば、元肥なしでも大丈夫でしょう。

元肥を施す場合は、植えつける2週間前くらいに土をよく耕し、20cm程の溝を掘って与えましょう。苗を植えつけるポイントは、深植えにしないようにすることです。

60cm前後の間隔で植えるのがよいでしょう。植えつけた後は、たっぷりと水を与えてください。その後、トマトは大きく育ちますので、支柱を立ててあげます。合掌式の支柱がよいです。

茎を傷つけないように余裕を持たせて紐などで縛ります。あまり固く縛ると茎が生長してきた時に、茎を傷つけてしまいます。

手入れとしては、本葉が出ている茎の根元からわき芽が出るので、小さいうちに摘み取っておきます。花が咲いたら、念のためその日の朝にでも、支柱や花のつけ根をたたいて振動を与えて受粉させてあげましょう。

追肥は、実がつき始め、ピンポン玉くらいの大きさになったらにやるようにします。

殺虫剤などの薬剤散布もこの頃に行い、葉裏にもかけてあげましょう。

実が十分に熟して赤くなったら収穫ですね。