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ナツミカン

夏みかん

 

果樹の特徴

果実が大きいのが特徴で、病害虫には強く、樹木の生長力も旺盛なので育てやすく、毎年実をたくさんつけてくれる樹木ですが、実つきが遅く、実をつけたまま冬を迎えそのまま冬を越すことになるため、ウンシュウミカンと比べると寒さに弱く、冬の低温期に実が樹木から落ちてしまうことがあります。

そのため、栽培に適している場所としては、なるべく暖かいところがよいでしょう。

栽培のポイント

植えつけ場所は、冬の寒さに強いほうではないので、風当たりのあまりよくない場所にします。日当たりは良いところがよいです。時期は3月下旬頃にします。

仕立ては、主幹形仕立てが良いです。5月頃に開花し、基本的には人工授粉の必要はないのですが、蜂などがいない環境で育っているような場合は、人工授粉してあげると、実がつきやすくなります。

7~9月頃に実がついてきて大きくなっていきますが、果実の1つ1つが大きくなるので、摘果してあげるようにします。

ただし、冬の時期に落ちてしまうことも考慮して、ほかの品種より少し多めに残します。収穫は翌年4月、5月なのですが、寒い地方で被害を受けるようであれば12月頃、早めに収穫します。

病害虫ではカイガラムシ、アゲハ蝶の幼虫に注意です。

カイガラムシの対策は、機械油乳剤の散布などを行います。アゲハ蝶の幼虫は捕まえて取り除きます