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スダチ

酢橘

 

果樹の特徴

耐寒性が強い果樹で、”カボス”より小ぶりで、使い勝手でもカボスよりスダチのほうが使い勝手がよいかと思います。

柑橘類の代表である、ユズのように黄色く熟してからでなく、まだ青いうちから収穫され、風味のある果汁を食用酢として利用します。

寒さに強いほかに病害虫にも強く、主に関西方面で広く栽培されていますが、東北方面でも栽培できます。

栽培のポイント

3~4月ごろに植えつけします。強い西日が当たらない、日当たりと風通しの良い場所に植えつけるようにしましょう。また、肥料を与えて栽培した方がよく育ちます。

植えつけ場所も、50cm以上耕し、有機肥料を与えて土を肥沃な状態にしてやるとよいです。仕立ては、開心自然形が良いでしょう。

5月ごろに開花しますが、人工授粉の必要はありません。7月頃より実つきの多い枝は、その都度摘果して収穫時期である9月頃には葉っぱ5枚に対して実1つの割合を目安に摘果しましょう。

スダチは、9月頃まだ青いうちに収穫します。病害虫の心配はさほどありませんが、スス病やカイガラムシ対策として、機械油乳剤の薬剤散布をしておくとよいです。

肥料は、3月、9月頃に混合肥料を与えるといいです。