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モモ

もも

 

果樹の特徴

6月~8月の夏に収穫時期をむかえる果実で熟したモモは傷みやすいというのも特徴なので、完熟の美味しい実を味わうなら家庭栽培がおススメです。

風当たりの強い場所や雨の多い所を避けて、日当たりと水はけの良い暖かい場所で育てるようにするといいです。品種も多く1本で受粉し、実をつける品種とそうでないものがあります。

また、一般に知られている実の周りに産毛のようなものがないネクタリンという品種もあります。

果実の熟期にも差があり、早生、中生、晩成とありますが、家庭栽培向きなのは、1本でも実つき、味がよい中生の品種で「白鳳」や「あかつき」という品種です。

栽培のポイント

12月~3月頃に植え、日あたりと水はけの良い場所に植えるようにします。土質はあまり気にしなくてもいいのですが、湿気が苦手なので、水はけの良い場所にします。

浅目に根が張っていくので、植え付け時には、50cmほど掘って底に腐葉土を敷き上から土をかぶせ、苗木と一緒に植えつけます。水はたっぷり与えてください。

仕立ては一般的に開心自然形に仕立てるのがよいでしょう。

剪定は、花芽だけを残すような剪定をすると、枝が枯れてしまうので注意が必要です。4月になると開花します。人工授粉の必要な品種では必要です。

開花後1ヵ月後、更にそのあと2週間~3週間後に合計2回摘果をします。

1回目は多めに残して、2回目で実と実の間隔が30cmで1個程度にします。

モモは病害虫対策も大切で、この後に袋かけをしてやります。

袋は切れ目を入れて枝に止めるようにします。6~8月に収穫期を迎え、収穫が近づいたら袋をはずしてやりましょう。9月には化成肥料をお礼肥えとしてやりましょう。

病害虫対策では、縮葉病や灰星病、アブラムシなどに注意が必要で、見つけたらその部分を取り除いて処分します。

無農薬ではなかなか難しいので、多少の薬剤散布も仕方がありません。